母への苛立ちと罪悪感
今日の休みも母に半日使おうと決めてました。
入院している父とコロナのせいで面会できぬまま、父が旅立ち、一人になった母。
逞しかった母の姿はなく、毎日、仏壇に手を合わせ、父の遺影に話しかけてる。
コロナのせいで趣味だったカラオケにも行けず、社会に取り残された感じ。
それでも「健康で居なきゃお父さんが心配する」と毎朝ウォーキングを始めました。
私も仕事帰りに実家に寄ったり、電話をしたり、なるべく母が孤独を感じないようにしていました。
しかし、母のために作った時間も苛立つ事が多いのです。周りに注意がまわらなくなり、いきなり車のドアを開けたり、買物に夢中になり人にぶつかったり。
「周り見て動かないと事故するわよ」と行っても「だって、年寄だもん」と。
世間一般的にはこうだよ?と、アドバイスしても「そんなことない」「私はこうなの」と頑なになったりすることもあります。
お父さんと自分の事で、周りに対する配慮がなくなったり…私もついイライラしてしまうんです。半日しか無理だと言ってたのに、次々に用事を頼む。「急には無理よ…」みたいな。
しかし、母は身の回りの事ができてるし、掃除もきっちりしていて、人に対してのお礼や手続きも自分でしています。
そのおかげで安心して、私は働けています。
父の介護も母が8割担ってくれていました。
小さな頃から母は働き、泣き言を言わず、ゆっくりしてる姿は見てません。
妹や親からも頼りにされたり、無心されたり、苦労してきました。
そんな母親に苛立つ私ってなんて小さいんだろう。一生懸命育てた娘に、こんなふうに思われたり、注意されたり…不意に罪悪感でいっぱいになり胸が苦しくなります。
私の中で、弱い、老いていく母を見たくないのでしょうか。受け入れられないのでしょうか。
母に会うたびに、こんな気持ちの繰り返しです。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。