助けてほしい時、彼はいない
「やばい…」仕事帰り、車から降りると悪寒がした。気温が急降下してる。
途端に両手の指先にレイノー現象がでる。
今回は、血色がなかなか戻らずに痺れた。
慌ててお湯をあたため、暖房をいれた。
ストーブやコタツといった類の暖房器具は、まだ実家においてある。
服を着込んでカイロをお腹にしのばせた。
こんな最中に、クリーニング屋さんが来たりする。病気になった時、助けを呼べないのは辛い。今までならすぐに彼に電話してた。
程なく小一時間すぎると症状は落ち着いてきた。ふと考えた。こんな体調が悪いのも、御飯がきちんと食べれなかったり、十分に睡眠が足りてない証拠じゃなかろうか。
お風呂で身体を温めるべきか、それともこのまま布団の中にいるべきか。
うつらうつらと寝落ちした。目覚めたと同時に「体のため」と、トンテキ用の肉を素焼きした。焼肉のタレをつけて、無理やり口に押し込んだ。
「体温あがれ」願いをこめて。
彼にラインしかけてやめた。
彼のことを憎んで別れられたら良かったのに。ふと、思い出した。
彼と付き合う前の彼Bを。そのBは、当時付き合っていた彼女との別れる前に、私と付き合い始めた。
タカシが私に別れを告げる前に付き合い始めたのはデジャブか。
しかも、私は当時、Bの彼女よりかなり若かった。Bの彼女はキレイだった。でも彼女はいった。「そりゃ若い女性の方がいいわよね。肌のシワもタルミも全然違うもの」そう言われたとBに聞いた。
私がタカシの彼女に感じた気持ちと一緒だった。何これ…。
今朝、同僚女性の一人だけがいった。「オレンジのせるといいよ!」と、アイホールを指さした。私がアイシャドウしてることに彼女だけが気づいた。「すぐに分かったよ」と。
そう、人は他人のことなんてあまり気にしてないし、注意深く見てない。
でも、美意識の高い人は気づくのだ。
少し嬉しかった、恥ずかしかったな。
頑張って寝ます。
彼にふられて11回目の夜です。
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